Feb
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1960年代の少女マンガを読んでも「告白」という単語にお目にかかることはできない。愛の言葉を告げる行為は「プロポーズ」という言葉で呼ばれている。要するに「結婚」が前提になっているわけだ。「告白」という言葉そのものに関しては、1969年頃でも「ある少女の告白:先生、わたしの武司君を返して!」のような使い方をいくつか見ることができる。ただし、「きみのことが好きなんだ」という言葉を告げる行為を「告白」と呼ぶような用法は見いだせない。この言葉の起源については現在も調査中だが、遅くとも1972年にはくらもちふさこが使用していることが確認できる。
「告白」とは、いうまでもなく当初はキリスト教の用語(confess)であった。これは単純にいってしまえば、「自らの罪を絶対者に言葉で白状することで救済される」という儀式である。これをに導入すると「自らの罪(性欲)を絶対者(好きになった男性)に言葉で白状することで救済される」儀式となる。大ざっぱに言えば、キリスト教との親和性はこの「告白」という様式に認められる。多くの小説や評論もとキリスト教のアナロジーに言及してきた。そして一方、その「告白」の様式が「個人の形成」を促したという議論もお馴染みである。
TINAMIX (via wideangle)(via toutiku-m44)